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終章。 (⌒▽⌒)

Posted by POCO A POCO on 05.2009 151515企画 8 comments 0 trackback



いかがでしたでしょうか?

ただの手引書にはしたくないがゆえに、こんな物語形式を選びました。


物語を読みながら、バラや宿根草の事が解って頂けたら嬉しいです。

ここでご紹介できたエピソードはほんの少しです。



“習うより慣れろ”と言います。


失敗は植物には申し分けないのですが、その失敗から学ぶ事はとても多いはずです。

なぜダメだったのか…。

どうすれば良かったのか…。

「ごめんね…。」と謝ると同時に、学んで下さい。


ちゃんと植物と対話して、恐がらずにどんどん栽培に挑戦して頂きたいと思います。




皆様に支えられての151515ヒット&企画でした。

本当にありがとうございます!!! m(_ _)m

そして、お題を出して頂いたko.to.riさん、ありがとうございました♪



これからも、新しい扉を開くべく書き続けたいと思っています。

…なぁ~んてね、堅苦しい事は嫌いなんで…。




ココに来てくださったみまさま~!!!!!


ありがと~!!!!!


愛してるよぉ~!!!!!
  (*^ 3^*)チュ!




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サチ。 (⌒-⌒)

Posted by POCO A POCO on 05.2009 151515企画 0 comments 0 trackback



フラワーシャワーを浴びながら、階段を下りてゆく。




つい半年前に、誰がこの場面を想像しただろう。

だって、自分自身が驚いているんだもの…。





あの日、私のタクシーの後を追って来てくれたのが、彼。

リョウコとミキに追い立てられるように来たと言っていた。



あの日のその後…病院、警察と全てに付き添って回ってくれた。


「キミはしっかりしているね。でも、悲しい時は泣いてもいいんだよ?」そう言って頭を撫でてくれた手の暖かさは忘れはしない。


心の張りつめていたものが、ゆるゆると解け自然に涙が溢れた。





私には、誇れるものは何もないと思っていた。

ミキほど美しくもなく、ユカほどやり手でもない。

メグミほど裕福でもないし、まして、リョウコみたいな能力もない。


地味で平凡な人間だ。




「キミがいると、和むんだよ。」

「派手なだけが魅力じゃないよ。」

「真面目で、気のつく、素敵な人だよ。」

彼はそう言ってくれた。




今まで、冬の寒さに耐える時期だったのかも知れない。

宿根草が、何も無い凍った土の下でじっと耐えるように…。



咲かせたのが、華やかな花でないとしても、もう他人を羨んだりしない。

私は私。

今、そよ風に揺られて微笑んでいるんだもの。





「おめでとう!サチ!!」 リョウコが微笑む。

「ったくもう!抜けがけして~!」 ミキが悪戯っぽく笑う。

「今度はアタシですからね~!」 ユカが膨れっ面で笑う。





そして、その向うでメグミが嬉しそうに手を叩いているのが見えた気がした。





          ホルデューム
          ホルデューム(タータンムギ)
          柔らかい質感と素朴でいて繊細な雰囲気の宿根草。
          宿根草と言うものの「日本では宿根しにくい」とラベルだか本だかに書かれていた。
          この辺りでは宿根するようで、こぼれ種でも増えている。





長い冬の時期をしっかり耐えた株は、春を待って大きく見事な株になる。

冬の寒さに当らなければ、花が咲かないものも少なくない。

宿根草と人生をダブらせてしまうのは、考えすぎだろうか?(苦笑)




ホルデュームはウチのボーダーガーデンにも入っている。

穂が上がらない内は、ただの雑草に見える。

ご近所の親切なおばぁちゃんが抜こうとするのを、「雑草じゃありませんから~!」と阻止してやっとココまでになった。(笑)

花らしい花はないが、風に揺れる穂は何よりも人目を引く。

優しく、柔らかく風になびく姿は、本当に美しい。

花だけが、お庭植えの植物ではないと、改めて認識させてくれる。





 

リョウコ。(* ̄ー ̄)

Posted by POCO A POCO on 04.2009 151515企画 4 comments 0 trackback


「サチ…。」

私の名前を呼ぶ声が聞こえた。


「……メグミ?」



瞬時に、メグミの声だと解り、何とも言い知れない胸騒ぎがした。




「どうしたの?」

ワタシの顔色が変わるのに気付いたリョウコが訊いてきた。



「メグミの…、双子の妹の声が聞こえた気がしたの…。」





「…そう…。」

「…行った方が良いわ。」


そう言うが早く、私のバッグと手を取って、呆気に取られているメンバーを残して店の外に出た。



タクシーを停め、「後は気にしないで大丈夫。」と静かに言った。

「ありがとう。」そう言うのが精一杯で、タクシーは走り出した。



いつもは物静かなリョウコの、余りに素早い動きに驚いていた。

いや、リョウコに驚かされるのは今回だけじゃない。




「今行かないほうが、良いかもよ?」

そんなリョウコの言葉を聞きながら、行った先で私が見たものは、恋人の裏切りの現場だった。



「ゴメン、コレも一緒に出してくれる?ちょっと待ってね!」

そう言われて、郵便局に行くのを遅らせた私が見たものは、歩行者通路に突っ込んだ大破した車と数人の犠牲者だった事もある。


リョウコには、何か特別な能力があるのかも知れない。



ぼんやりとそんな気はしていたが…。


物静かで、柔らかく微笑み、セクシーな彼女。

とても同い年には思えない。

なのに、不思議と同性にも好かれる存在。

何とも不思議な魅力のリョウコ。



それは、何かが見えているからなのか、感じられるからなのか…。

心を全て見透かされているような感覚に襲われる時がある。

しかし、後ろでいつも見守ってくれているような安心感が彼女にはある。




私は襲い来る不安と戦うように、リョウコの微笑を思い浮かべて目を閉じた。





          ミスティー・パープル
          バラ。 ミスティー・パープル。
          柔らかな不思議な花色。 凛とした香り。
          多少ウドンコ病に弱いが、ブルー系ローズの中では強健な方?
          夜明けや夕暮れ時にはその魅力を存分に発揮する。 





花色と名前に魅かれてウチにお連れしたミスティー・パープル。

ブルーローズ系独特の、凛とした香りは目を閉じて堪能して欲しい。

ブルーグレイと敢えて呼びたくなる花色は、薄く射す光の中で儚くも妖艶な世界を醸し出す。

初心者と言うよりは、中級者向きのバラかもしれないが、苦労を苦労と思わせないほどの魅力があるバラ。


誰にも媚びないのに、優しく柔らかな微笑みのバラ。

この1本があるだけで、幸せ度合いがグンと高くなるのだ。

何とも不思議なバラである。






メグミ。 ( ┰_┰)

Posted by POCO A POCO on 03.2009 151515企画 11 comments 0 trackback


「名前の通り、何不自由なく過ごさせてやってるのに、何が不満なんだ!」

そう言い捨てると、父はリビングを出て行った。



名前なんて、あんたが勝手につけたんじゃないの…。



双子の姉は『幸』、私は『恵』。

幸せに恵まれるように…なんて、安易な名前だ。



小学校2年の時に父と母は別れた。

姉は母に引き取られ、私は父に引き取られた。



それからの生活は、実際何不自由はなかった。

洋服も好きなだけ買ってくれた。

おこづかいも欲しいだけ、いいえ必要以上に与えられた。

盲目に与える事が愛であるかのように…。



そう、本当の愛以外は…。




父は、私を見ていなかった。

本当に私が欲しい物が何かを、考えようとはしなかった。

想像力のない人なのかもしれない…。

不器用な人なのかもしれない…。


そう思おうとしたけれど、寂しさは消えなかった。

そして、私の不機嫌を更に服やおこづかいで直そうとした。




「もういい…。」

与えられる事…与えられ過ぎる事の苦痛。



お願い、お金も服もいらないの。

ただ、ちゃんと私を見て。

私が欲しいのは何かを考えて。




「私が欲しいものは何か、わかってるの?」

その答えがあれだった。




もういい…。

何だか、どうでもよくなったよ…。

寒いほどの寂しさが、いつも私を包んでいる。



たくさんの薬と、ビンのままのウイスキーを呷った。

寒いのは嫌だ。

楽になりたい…。



薄れ行く意識の中で、呟いていた。

「おねが…い…ちゃん…と…わた…し……を………み…て…。」





            バーバスカム
            バーバスカム・ポーラスター。(多分)
            強健種だが、水や肥料の与え過ぎで枯れる事がある。




「生真面目な人は植物を枯らし易い。」と言われる事がある。

まぁ、揶揄的表現ではあるが…。

宿根草に限らず、植物の状態を見ずに定期的に水やりや施肥を行うから。



のどが渇いていないのに水を飲めと強要されたり、熱があってグッタリしているのに「早く元気になれ!」とステーキを食べさせられたりしたらどうだろう?

「堪ったモンじゃない!」って叫べないのが植物。



宿根草は多肥や過湿で消えるものも少なくない。

特に夏場の高温と多湿に弱いモノが多い。

そこに大量の肥料と来たら、トリプルパンチ!

ジキタリス、デルフィニウム、アルケミラモリス、アストランティア、ラベンダーなどがその代表。  


アナタの可愛い植物ちゃんに、間違った愛を与えないようにご注意!

ちゃんと見て、しっかり考えて対応してあげて下さいね!

過保護は、子どもも植物も…ダメにします。(苦笑)



※あ、でもネグレクトは大きなしっぺ返しが来たりします。
 昨年、モッコウバラを落としたワタシのように…_| ̄|○



 


           

ユカ。 (#`-_ゝ-)

Posted by POCO A POCO on 02.2009 151515企画 6 comments 0 trackback


そのお店の気遣いはレストルームに現れるかもしれない。

その点、ココは合格だ。



並んでお化粧直しをしていると、ユカが入ってきた。

鏡越しに目の笑っていない笑顔で軽く挨拶する。



やがて横に並んだユカが、パウダーで小鼻を抑えながら言った。

「アタシの青田さんに手を出さないで下さいねっ。」


「何?アナタの…なの?へぇ~!」

ミキのそんな言葉を無視してユカはたっぷりのグロスを唇にのせ始めた。



「おかしいわねぇ~、どうして今日はタバコ吸わないのかしら~?」

嫌味たっぷりにミキが訊くと、ユカは挑戦的な笑顔で言った。

「TPOってモノ、ご存知ないんですかっ?」

「あ~、はいはい。だからいつも吸ってる煙が『煙いですぅ~!』になるんだ?」



「ホラ、長く待たせちゃ悪いでしょ?」

私はそう言って、戦闘体制に入りつつあるミキを外に連れ出した。



「お嬢様は青田君にターゲットを絞ったんだ…。 …ったく、清純ぶりっ子は恐いネェ!」

ミキはいまいましそうに言い捨てると席に戻った。




「ねぇ、ユカちゃんって彼いるの?」

席に着いた途端にミキに訊いてきたのが青田君だ。


「サチ、ご説明して差し上げて♪」

ミキは役職放棄で私に振って、グイッと残りのワインを空けた。



「んまぁ、いるような…いないような…。」

私は言葉に窮しながら曖昧な笑顔で誤魔化した。



「え~?なんですかぁ~、ワタシの事ですか~?」

完璧な化粧直しを終えて戻って来たユカが小首をかしげて言う。

この短時間に、巻き髪までセットし直して…。

その笑顔は、朝のお天気お姉さんのように“愛されオーラ”を発していた。



「いる訳ないじゃありませんかぁ~!彼がいたら、お食事会なんて許してくれませんよ~。」

身体をくねらせ、青田君に接近するユカは獲物に近づく女郎蜘蛛に見えた。



今度の犠牲者は青田君か…。

どうしてこうも男性と言うのはこのタイプに弱いんだろうか?

スズランのような外見の中は女郎蜘蛛なのに…。



愛される事に一生懸命で、愛する事をしない。

ステップアップの手段としてブランド男を選ぶユカは、次の男が決まったらさっさと前の男を捨てる。

どれだけの男がこの娘の毒にやられた事か…。



ちょっと悔しいのは正直な気持ちだ。

「ま、見かけに騙される男がバカなのよ。」

そう小さく呟いて、私もワインのグラスを空けた。





         スズラン
         スズラン。
         可愛い見掛けによらず、有毒植物。
         



ガーデニングに使われている植物(なぜか宿根草に多い)の中には、有毒なものも結構ある。

以前、事件にもなり、物語などでも多く登場するトリカブト。

ダチュラ(チョウセンアサガオ・エンジェルトランペット)も神経麻酔系の有毒物質を含む。


案外知られていないのは、ジキタリス。

心臓疾患の薬としても用いられていたらしいが、心臓停止の可能性もあるほどの毒。


チューリップの球根も毒性が高いと書かれている。


スズラン(ドイツスズラン)も、可愛い見かけに拠らず毒性が高い。

間違っても、お料理に添えたりしませぬように…。

ちゃんとした知識を持って植物を扱いましょう♪




我が家ではたった3株植えただけなのに、ワイルドストロベリーやラナンキュラス・ゴールドコインを駆逐して増殖の一途のスズラン。

もう100株越えているかも…。

うーん、可愛い顔してヤルなぁ、おぬし!!! (苦笑)






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